近年,自動運転では周囲の環境と自己位置を推定するため,SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)を用いることが多い.SLAMの代表的なセンサとして,LiDAR(Light Detection and Ranging)が挙げられるが,LiDARは赤外線レーザーを用いたセンサであり,簡単に多くの情報量を得ることができるが,雨や霧,煙などによる影響を受けるため,屋外では悪天候により性能が安定しないことが課題となっている.本稿では,雨などに影響されないセンサとして近年注目されているUWBレーダを用いて,2次元の環境マッピングを行う方法について実験的に検討する.
展开▼