日本鉄鋼協会第171回春季講演大会 材料の組織と特性部会「相界面科学を視点とした材料と微生物の相互作用」シンポジウ

摘要

一般社団法人日本鉄鋼協会第171回春季講演大会が2016年3月23日（水）～25日（金）の3日間にわたり，東京理科大学葛飾キャンパス（東京都）で開催された．講演 大会における，講演件数は566件，参加人数は 353名 と盛況を見せた．会場は，東京理科大学神l楽楽坂キャンパ スの校地?校舎狭隘問題を解決するために，“学園パーク 型キャンパス”をコンセプトに2013年4月開設された 新しいキャンパスである）．“都心型キャンパス”とし ての神楽坂キャンパス，“リサーチパーク型キャンパス” としての野田キャンパスとの連携を目標に，それぞれの 特徴を生かした教育?研究が推進されているようであ る．会場最寄駅はJR金町（常磐線，東京メトロ千代田 線），京成金町（京成金町線）で都心からの交通は比較的 便利であった．会場近辺には帝釈天で有名な葛飾柴又， 東京都の水用甕と称される金町浄水場などもある．葛飾区 金町の歴史は東京の下町としての沿革を有するようである が，JR金町駅から会場周辺は都市開発の影響のせいなの か，いわゆる“新しい街並み”の景観を呈していた．今回，著者は日本鉄鋼協会材料の組織と特性部会自主フォーラム「鉄鋼材料の生物劣化を誘導する影響因子の解明」代表として当該シンポジウムを企画?開催する機会を得たので，当日の様子なども含め簡単に紹介したい．