中国·北アジア：新政権の政策運営に期待

摘要

2012年の北東アジア地域は、中国でポスト胡錦濤政権を担う次期指導部の人事が決定したほか、韓国、台湾、香港において政権トップの選挙が実施されるなど、政治色の強い1年だった。他方、経済面では世界的な需要停滞などの影響を受けて、各国·地域ともGDP成長率が前年に比較して低下を余儀なくされた。13年は、新たに発足した各国·地域の新政権が、いかに経済の減速に歯止めをかけ、回復に導けるかが当面の焦点だろう。