固体潤滑剤の最新研究動向

摘要

2012年，国際会議としては英国リーズ大学において「第39回リーズ·リヨントライボロジーシンポジウム」が開催され，摩擦低減を目的とするコーティングに関する研究を含む固体潤滑に関する研究が報告された。また，日本国内では，5月に日本トライボロジー学会の「トライボロジー会議2012春東京」が開催され，9月には「トライボロジー会議2012北海道室蘭」が開催され，同様に固体潤滑の多くの研究発表が行われた。本解説では，これらの国際·国内会議から，固体潤滑の最近の研究動向を紹介する。