自動車のトラボロジー：シャシ·動力伝達編－フルトロイダル型高トルク無段変速機

摘要

無段変速機（CVT）は常に最適な性能でエンジンの運転を行い、より一層の燃費向上と排ガス削減を可能とする有力な手段として注目を浴びている。 オートマテックトランスミッション（AT）については今後多段化とCVT化される方向にあると言われている。 なかでも5L以上の大型AT車は北米だけでも市場の半分に相当する年間数百万台が生産されており、これらの燃費改善は重要なテーマである。 このような用途への適用を目的として、フルトロイグルCVTに遊星歯車装置を組み合わせたトルク·スプリット型の無段変速機（IVT）の実用化が英国トロトラック社により進められている。 弊社はその変速機構に相当するフルトロイダル型バリエータの開発、生産に関して共同開発を行なっている。