日本溶射協会第79回（2004年度春季）全国講演大会－オーガナイズドセッション「極限腐食環境下における溶射皮膜の現状と今後の可能性」に関して

摘要

2004年6月17日，18日に開催された日本溶射協会第79回（2004年度春季）全国講演大会の中で，2日目である18日の最終セッションに，物質·材料研究機構の川喜多仁氏と著者で「極限腐食環境下における溶射皮膜の現状と今後の可能性」と題したオーガナイズドセッション(OS)を企画させて頂いた．今回のOSでは，高温·中温域で使用されるコーティングに主眼を置き，4名の講師の方々から最新の技術，現状，問題点，あるいは将来の展望等をお話して頂いた．講師の方々は，コーティング施工を主としている方，コーティングを利用した機器·構造物を製造されている方，および大学·研究機関の方等から様々な視点でお話して頂きたいと思い，研究機関，企業等から高温酸化，溶融塩腐食の2テーマに関しそれぞれ2名の方にお声をおかけし，ご快諾頂いた．4名の講師の方はその分野では第一入着の方であり，これまので経験や最先端技術に関し，非常にわかり易くご説明して頂いた．