第7回アジア·太平洋一般溶融亜鉛めっき国際会議論文集（その3）--（6）溶融亜鉛めっきにおけるクロメェト代替え処理法としてのシランセリウム塩処理

摘要

0.1wt％硝酸セリウムと0.5％シラン溶液中に浸漬し溶融亜鉛めっき鋼板表面に皮膜を形成した。 表面皮膜の耐食性評価は電位走査法による分極曲線，電気化学ィンピーダンス測定，塩水噴霧試験により行い，セリウム，シラン単狼処理皮膜と比較した。 形成された表面皮膜はアノード，カソード双方の分極に影響することで耐食性増大に寄与し，混合処理皮膜はセリウム，シラン単独皮膜より保護性が高くクロメートに匹敵することが判った。これは分極抵抗と電気化学的ィンピーダンスが向上するためであった。 表面皮膜のミクロ構造と化学組成はSEMとAESで調査した。