機能性炭化物を用いた除染システムめ開発機能性炭化物を凝集·ろ過助剤として用いた放射能汚染水浄化システム

摘要

平成23年3月11日に発生した東日本大震災に引き続き、東京電力福島第一原子力発電所で大規模な放射性物質放出事故が発生し、東日本の広い地域が深刻な放射能汚染を被った。事故から3年経過した現在でも、国、地方公共団体等の懸命な対策にも係らず、改善の効果は道半ばである。現在、広域除染の対象となっている放射性物質は放射性セシウム（~(137)Cs及び~(134)Cs）であり、これらは粘土等の微細な粒子に固着し、容易には脱離しないことが明らかになっている。