氷期一間氷期スケールおよびMillennialスケール／の気候変動の研究：同位体地球化学的·地球物理学的手法によるアプローチ

摘要

アメリカのLouis Agass強が1840年に，かつて北米大陸や北欧は，大きな氷床に何度も覆われたという説を提唱して以来，地球上で氷期一間氷期という大規模な気候変動が繰り返し起こってきたということが明らかにされてきた0苗気候学または古海洋．学といった分野は，これらを定量的に研究していく分野として大きく発展してきたが，そのき一つかけは1947年にHarold Ureyに．よって水と炭酸塩間の同位体分別の温度依存性が提唱され，そのボスドクであったSamuel Epsteinによる二枚貝の飼育実験によって，温度換算式がもたらされてからであった。 これ古土よって，過去の気温や水温の変動を定量的に明らかにすることができるようになったためである。