がhばれ! 山の茶～山間地茶業振興策～(17): ～奈良県仁月ヶ瀬地域の取り組み～

摘要

奈良市月ヶ瀬地域は県下山の茶栽培面積二五二ha（県内の三一％）、生産者九六名（同二〇％）、荒茶相生産額の四五％を占め、「大和茶」の中心となっています。 月ヶ瀬地域は奈良県の東北端に位置し、北は京都府、東は三重県に接し、標高山五〇～四五〇mの自然に恵まれた豊かな高原地で、年平均気温一三.九°C、年間降水量一一四三mmです。 排水のよい土質と雲霧が多く、日照が穏やかな気候から良質茶生産に適しています。