天敵や二茶後の整枝を組み合わせることで薬剤を三割減らせた

摘要

環境保全や健康への安全性を求める消費者士高から、お茶も天敵や生物農薬などを利用した減農薬栽培への関心が高まっている。 この課題で三重県の茶業センターが実証試験で成果をあげたので紹介してもらう。 三重県では、平成9年から県下三カ所（四日市市、鈴鹿市、飯南町）　 で青少年グループが中心となって「減農薬総合防除体系」　 の実証をしています。 この減農薬総合防除体系は、平成6年から三カ年間、埼玉、愛知、三重の茶の試験場が行った共同研究の成果です。この共同研究のなかで、三重県は温暖地茶園の減農薬総合防除体系を分担し、試験場内の実証試験の結果では農薬（化学合成農薬）　 の使用を慣行防除の三〇％に減らすことができました。 実際の農家の茶園ではどうでしょうか。