プラント建設工事め安全衛生·品質保証·環境保全活動

摘要

三菱電機のプラント建設工事における安全衛生·品質保証·環境保全活動は，近年の新しい管理手法を導入し，21 世紀の建設工事にふさわしい活動を推進している。 （1）安全衛生管理活動建設工事現場においては労働安全衛生法等の法規制を遵守することを基本とした管理がなされてきたが，労働災害の減少率鈍化を打破するために，新しい安全衛生管理システムとして，2002年度に「労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)」を導入し，リスクアセスメントを展開する等"新しい安全文化の創造"と"快適職場作り"を促進している。 （2）品質保証活動1996年に電機プラント建設業界で初となるISO9001 （1994年版）の認証を原子力プラント建設工事を対象に取得した。 翌年にはすべてのプラント建設工事を対象とした認証も取得し，建設工事における品質システムの整備と，品質不具合の低減に成果を得た。 2002年には，ISO9001の2000年版での移行審査を受審し，時代に即した品質システムの再構築を行い，継続改善を図っている。（3）環境保全活動1998年に国内のプラント建設業界としては初めてすべての支社·現場を一括した全国規模でのISO14001の認証を取得した。 現在，環境負荷の軽減を図るために策定したプログラムに則り，全プラント建設工事を対象とした環境保全活動を展開している。 以上に述べた活動の共通する各管理システムを統合マネジメントシステムとして構築し，管理の簡素化と活動の継続的改善によって経営基盤の改善·強化を図る。