知識情報活用エンジンを搭載した統合ドキュメント管理システム'Manedge Leader'

摘要

景気低迷が長引き企業各社の経営状況は一層の厳しさを増しているが，激化する競争を勝ち抜くためには，様々な面での全社的な最適化が必要とされている。 このような状況の中で，社内に蓄積された膨大なドキュメントの中から必要な情報を取り出して全社的に活用するためのシステム構築が求められている。 三菱電機統合ドキュメント管理システム"Manedge Lea－der"は，社内に分散している各種ドキュメントを取り込hで一元管理し，三菱電機㈱研究所の成果である知識情報活用エンジン"ナレッジプロバイダ"を採用したことで，多種多様な文書·データから必要情報の抽出を可能とし，従来及び他社製品にない全文検索，概念検索，テキストマイニングなど，三菱電機㈱独自の方式を用いた高度な情報検索，効率的な情報活用を可能とした。その結果，大量の文書中に埋もれたノウハウなどの知識を抽出したり，例えばアンケートの情報を分析してマーケティングなどに活用したりすることが可能になった。 Manedge Leaderを導入することで，企画，研究開発，設計，品質管理，資材，さらには営業·サービスといった各種部門から発生する情報を全社的な資産として一元管理することができ，部門間をまたがった情報共有とその活用により，製品企画·設計の効率化，品質向上，資材調達価格の低減，顧客ごとの製品補修履歴のトレースなどを実現することができる。 また，企業内の重要情報を取り扱うことから電子署名や署名延長，電子文書の利用管理といった高度なセキュリティ機能を組み合わせることができ，安全で快適な企業内，企業間のコラボレーションを実現可能にしている。