高出力太陽光発電モジュールの量産化技術

摘要

4本バスバー電極セルは当社のみが採用しており，従来の2本バスバー電極セルと同等の受光面積を確保するために，バスバー電極及びタブ線の幅を従来の半分に細線化している。モジュール化する際にセルの効率を最大限に引き出すためには，タブ線をバスバー電極へ高精度に搭載し，はhだ付けをしなければならない。このように4本バスバー電極セルのモジュール化では，細線化による技術的課題が多くなるが，それら課題を解決し2010年1月から量産を開始した。本稿では，4本バスバー電極セルを用いた太陽電池モジュールの量産化を実現するための課題と，それに向けた取組みについて述べる。