水産、海洋情報技術開発の今，これから

摘要

2004年，総務省は2010年のュビキタスネット社会の実現に 向けてu-Japan政策を公表した.uはubiquitousに力!]えuniversal, user-oriented, uniqueを意味しており，平成16年版情 報通信白書では，ュビキタスネットワーク社会は"「いつで も，どこでも，何でも，誰でも」ネットワークにつながる ことにより，様々なサービスが提供され，人々の生活をよ り豊かにする社会である"と定義されている.移動体通信 技術の発達により，私たちはスマートフォンやタブレツト を用いて，いつでもどこでも，あらゆる情報に容易にァク セスすることができるようになった.今日では，ュビキタ スネット社会が日常生活に与える恩恵を否定する人はいな いであろう.一方で,'u-Japan政策では，ュビキタスネット 社会は生活面だけではなく産業面にも浸透するとしており， ICTの積極的な導入による従来手法の変革や新たな仕組み の創出がビジョンとして掲げられた.そのなかで.知識の 高度化について展望されており.これまで形式化して整理 することが困難であった勘や経験などの暗黙知が数値化さ れ，形式知として情報共有される可能性が示されている.