新被覆資材の機能性と合理的利用法

摘要

被覆資材を用いて外界と隔離したハウス栽培において、ハウスは温室とも呼ばれているように、太陽光を透過させて、保温性によりハウス内の温度を高める栽培方法であると見られている。 実際には、低温を回避するだけでなく、強風、降雨などの外部気象の影響から作物を保護し、さらに、病虫害の侵入、鳥害等を防ぐ機能が備わっている。また、波長別の光透過性を変えた資材など新たな機能性資材を用いたハウス内の環境調節によって、高温回避、作物の生育調節、促進、病虫害予防等が可能となってきている。