肥料施用量を約30％以上耐減できるうね立て何時部分施用機

摘要

キャベツ、ハクサイ等土地利用型葉菜寮生産においては生産コストの低減および環境保全的観点から、化学肥料や化学合成農薬の使用量を削減する手法の開発が要望されている。 現在、キャベツ、ハクサイ等葉菜顆においては、土壌中に施用する化学肥料や根こぶ病防除剤（フルスルファミド粉剤等）を一般的にライムソワーやブロードキャスタを用いて圃場全面に散布し、ロータリー等を用いて土壌と撹拝、混和した後、うね立て機でうねを立て、移植して栽培している。 しかし、この施用法では、化学肥料や根こぶ病防除剤等の施用資材は圃場全体に混和されているため、降雨等によりうねの周辺が崩れると、ここに施用した資材成分はうね底に混和されている資材と一緒に雨とともに周囲や地下に流出して環境を汚染する可能性がある。 また、栽培している野菜はうね内に混和されている資材すべてを利用しているわけではなく、利用しなかった資材成分は余剰成分として土壌中に残り、無駄になっている。