林業技士資格認定を受けて(林業技士 -作業道作設部門）

摘要

林業技士は，専門的林業技術者として社会的に認め られた資格であることから，今後，施業提案，集約化 施業を行っていくうえで，森林所有者に森林施業の説 明，提案をする際に，この資格を有することで信頼性を増すことができます。平成24年度に取得した林業 経営部門においては，森林造成，森林計画，森林の機 能と保安林について，また，生産技術，間伐技術，労 働安全衛生，林業税制等について学び，森林所有者に 対して森林状況に合つたよりきめ細やかな提案ができ るようになったと考えています。また，生産現場にお いても，安全を重視した作業計画の説明ができていま す。なお，近年の森林作業は，高性能林業機械を使用 した作業システムが大半であることから，森林作業道 は必然的に必要不可欠なものであり，この森林作業道 が壊れにくく何度でも使用できなければ森林を壊すも のになつてしまいます。このことを考えると，壊れに く く恒久的に使用できる道づくりを行うには，地質， 地形等の現場条件に即した作業道であること，低コス 卜で作設される森林施業のための道で，現場判断によ るffi易な設計，施工及び土構造が基本になります。私 も，森林作業道の指導者をしていることもあり，再度, 学び直そうと作業道作設部門を受講しました。