全共名誉賞受賞者の長島勝男さhに聞く稲ワラのこだわり！

摘要

ここでは実際に現場ではどのような稲ヮラ給与をしているのかを紹介する。口絵7頁にて紹介した茨城県 古河市の肥育農家の長島勝男さhに稲ワラのこだわり について教えてもらった。長島さhは30年前から埼玉県の稲ヮラ専門業者から 購入しており、長年の取引から価格は34円/kgと国産 稲ワラとしては安く仕入れている。稲ワラの品質につ いては、2もしくは3類く※）の稲で、よく乾かした長 ワラが良いとのこと。2、 3類にこだわるのは、ここ に分類している品種は稲の茎が太く 、繊維分が多いためだという。そのような稲ワラを与えると、通常なら1回の反芻回数が約40回のところ、50~55回と多くな り、唾液の量が増えるそうだ。長島さhは自身の経験 から「反芻を50回以上している牛は肉質等級が5にな ります」と言う。