わが国における産肉能力併用検定， 現場直接検定成績の推移

摘要

本誌第47巻第2号で「わが国における豚産肉 能力検定事業50年の歩み」，同47巻3号で「後代 検定成績」，第4号で「直接検定成績」について報 告したが，この資料では「併用検定と現場直接検 定成績の推移」について記述する。1)検定実施県と施設数併用検定は直接検定と後代検定の実施方法を組 み合わせた検定で，検定豚の成績にと体成績を加 え，選抜精度の向上と能力の早期判定による改良 速度の促進を図る目的で実施された。検定豚は集 合検定施設だけでなく繁殖豚生産現場でも実施出来る。平成3年（1991)から開始されたが，実施 前後から集合検定施設の利用が急に少なくなり， 平成18年（2007)以降，受検は途絶えている。ほ ぼ5年間隔で集計した併用検定の実施県と施設数 を表1に示した。この間，現場検定施設での検定 はなかった。