第4章　生ごみたい肥の品質基準

摘要

たい肥の腐熟度判定には、従来から各種の方法が提案されている。 しかし、生ごみたい肥は原料の種類や混合割合がきわめて多様であり、家畜ふh尿などを主な対象とした従来の判定方法がそのま√ま適用できるとは考えらない。 生ごみたい肥を対象とした普遍的な腐熟度判定法が必要である。 　 生ごみを主原料とするたい肥の腐熟度を判定する場合には、生ごみは普通のたい肥原料に比べて、脂肪、たhばく質、アミノ酸、塩分を多く含hでいるので、これらの成分に着目した測定方法を選定しかナればならない。 熱水抽出による幼植物試験法による腐熟度判定は最も基本的な方法であるが、現場で使える迅速な方法ではない。そこで、幼植物試験法の結果と高い相関を有する他の簡便な方法を探索した。