5. 8ha巨大区画水田における水稲乾田直播栽培の現地実証試験

摘要

東北地方の平野部ではlhaを標準区画とした汎用化水田の基盤整備が進み、水稲、畑作 物の生産性の向上が図られている。しかし現在、更なる生産コストの低減が求められており、従来の水稲移植栽培体系から直播体系、特に乾田直播体系への移行が効果的といわれ ている。東日本大震災以降、宮城県においては新たに2haを標準区画とした圃場整備が進 められており、そのような大区画圃場への乾田直播栽培技術の導入により、一層の低コスト化が期待できる。そこで水稲生産コストの低減を図るため、5.8ha圃場において乾田直 播の実証試験を行い、大区画圃場への乾田直播の適用性を明らかにした。