淡海（おうみ）の農業農村整備事業

摘要

昭和47年からスタートした琵琶湖総合開発事業は，平成8年度末に完了したが，水質など琵琶湖を取巻く療境は回復する兆しが見えていない。 こうしたことから県施策の最重要課題として，琵琶湖の「総合保全」に向けた取組みを掲げ，全庁的な検討を進めている。 本県の農業農村整備事業も，琵琶湖と非常に深い係わりの中で進められてきたが，平成8年度にはこれまでの取組みを踏まえ，農村地域の水質と生態系保全の全体構想として「みずすまし構想」を策定した。 さらに，平成9年度には，南湖の3地域を対象に，建設省との連携による「琵琶湖水質保全対策行動計画」を全国で初めて策定し，取組みを進めている。