40回目の農業電化研究会を開催

摘要

主催者としてあいさつした本協会の森本富久会長は「会長に就任して初めての研究会が第40回という記念すべき年に当たることに，当協会との緑を感じる」と述べ，食品の安全性に対する消費者の関心が高まっている中で「農産物の安全性確保や付加価値向上のための電気利用技術は今後ますます多面的な広がりを持ってくる」一と指摘し，研究会の役割の重要性を訴えた。 来賓であいさつした農林水産省の日向正彦生産資材課課長補佐は「BSE（牛海綿状脳症＝狂牛病）由来の飼料間詔、無登録農薬の使用問題,ビニールフィルム等使用済み資材の環境汚染問題など，生産資材に関わる問題が山積している中で，一つ農業電化のみが清廉かつ安定的な供給が図られており，安全で生産性の高い魅力ある農業を実現していく上で,農業電化技術の開発とその生産現場への普及は明るい話題である」と強調し，農業電化技術に対する行政側の期待の高さを示した。