植物工場運営の現場事情

摘要

国内において初めて実証規模の営業運転施設が建設されたのは1990年である。 1993年には農林水産省が先進的農業生産総合対策事業として植物工場に対する補助事業化も実現し，これにより建設一が加速され施設数が増加した。 補助事業の枠組みは一定の成果をあげたとして2000年には廃止されたが，施設数増加に大きく貢献した。 現在では表一1，図－1に示すように全国で30弱の施設が稼働している。 これ以外にもセコムのハープ専用植物工場（宮城）やLED光源を採用した施設などもあるが，公表されていないので除外した。