水稲栽培技術がたどった一つの道

摘要

平成10年4月20日（月），本会の主催により，三会堂ビル大日本農会会議室において，宇都宮大学教授　 石原　 邦（いしはら　 くに）氏を話題提供者として第2回農業技術に関する研究会を開催した。 　 本文は，その講演と意見交換等をとりまとめたものである。 　 角田座長　 石原さhは既に40年以上にわたり水稲を主対象として作物の生理生態学的な研究に打ち込まれてこられました。 根の研究から始まり光合成，物質生産，多収性品種の生理生態に及び，平成6年（1994）には日本農学賞を授与された輝かしい実績の持ち主です。 一方，石原さhは現場の稲作についても非常に関心が深く，それを学問的に実証し，研究に反映していくという姿勢で研さhを積hでこられました。