連載ミャンマーの農村と農業、そして人－海外農村調査を楽しむ法－　第三回　経済のソフトとハード基盤を観る

摘要

ミンさh、ゾウさhと私たちを乗せたクルマはヤンゴンを早朝出発し、モラウミャインに向け長旅に出た。 ホテル客用の地図を見ると、そこまで私たちが使う予定の道路は国道であった。 多少は揺れないですむかと思ったのは誤りで、これ以上ないと思われるほどの悪路であった。 この国道は途中のバゴーから鉄道と平行して走るが、時折姿を見せる客車の姿は見るも無惨といった代物で、車体は赤く錆びつき、昨日まで、海の魚礁として使われていたのではないかと思わせるほどである。 しかも、スピードは歩くよりやや早い程度で、ミンさhが何故クルマの長旅を選hだかすぐに分かった。