コメ政策の大転換～米政策改革大綱決定～

摘要

日本のコメ政策を抜本的に改革する基本方針が決まった。 食糧庁長官の諮問機関である　 「生産調整に関する研究会」　 は、一一月二九日に最終取りまとめを行い、コメの生産調整は、国が主体となるシステムから農業団体が主体的に取り組むシステムに移行するという結論を出した。 これを受けて、　 緊急全国JA中央会長会議が開かれ、自民党農業基本政策小委員会を経て、一二月三日に農林水産省の　 「米政策改革大綱」　 が正式に決定された。 ことの発端は平成一三年一一月二二日の自民党農林三役　 （基本政策小委員会、　 総合農政調査会、　農林水産部会）　 の申し合わせ、「米政策の見直しと当面の需給安定のための取組について」　 にさかのぼる。 まずその内容を「前文」から抜粋して紹介しよゝつ。