国際ワークショップ「地球温暖化に伴う東アジアの食料生産変動予測」報告

摘要

20世紀後半から、人間活動に由来した環境変動が世界各地で顕在化しており、このことが、将来、世界の食料生産に大きな影響を与えることが懸念されている。世界の人口の3分の1にあたる約20億の人々を抱える東アジアもまた、この環境変動にさらされており、この地域の食料生産とその変動は今世紀の世界食料安全保障にと、つて最も重要な問題の一つである。 こうした状況を背景に、本ワークショップでは東アジア地域に焦点をあて、環境変化による食料生産の変動に関する最新の研究成果をもちより、議論を行った。