第22回世界牛病学会レポート

摘要

2年に一度開かれる世界牛病学会の第22回大会が, 8月18～23日の6日間，ドイツのHannoverで開催された。 世界56カ国から2，260名の参加があり，過去最大の牛病学会となった。 地域別にみると，最も多かったのは，地元ヨーロッパで約1,700名，次いで，南米の91名，アジア（主として日本と韓国）の89名，北米の67名，オーストラリアの19名と続き，アフリカからの参加者も多かった。 日本からの参加者も，過去最高の68名を数えた。 その内訳は，大学関係が39名（学生8名を含む），農業共済粗合と開業関係が14名（うち3名はHannover獣医科大学にて臨床研修中で，現地参加），試験場および家畜保健衛生所関係が2名，会社関係5名，そして，その他が7名であった。 大学関係で特に多かつたのは，酪農大の19名（うち7名は学生）であった。