研究室からフィールドへ！ 乳牛の健康管理の研究

摘要

帯広畜産大学の正門から南に約1.5 km離れた畜産 フィールド科学センター（FSC)内には川島研究室を含 む4つの研究室があり，一緒にゼミ活動をしています。 それぞれの研究室の教員は木田克弥教授（家畜生産獣 医学)，アコスタ、アヤラ.トマス.ハビエル准教授(家 畜繁殖学).齊藤朋子助教(家畜管理学)，川島千帆准教 授(家畜栄養、繁殖学)の4名で，加えて大学院生5名， 学部4年生14名が所属しています。FSCでは乳用牛約 180頭(常時搾乳70-80頭）が飼養され，生産された生 乳の一部は同施設内の乳製品工場で畜大牛乳や畜大牛 乳アイスクリームに加工されており，FSCの教員と学 生は店舗に販売される前の畜大牛乳の味覚テストもし ています。本研究室では，フィールドワークを主体と した乳牛の栄養や繁殖に開する研究から牛舎環境に関 する研究まで行っており，また，子牛から搾乳牛まで と様々なステージの牛を実験対象としています。本稿 では，そのような特徴を活かして行われている，いく つかの特色ある研究を紹介させていただきます。