国内2例目の牛海綿状脳症発生に伴う防疫対策

摘要

平成13年11月21日，宗谷管内の酪農家から留萌管内のと畜場に出荷された乳用牛が国内2例日となる牛海綿状脳症（以下，BSE）の患杏と確認され，北海道宗谷家畜保健衛生所（以下家保）で防疫措置を講じた。 今回の発生例は，と畜場でのBSEの全頭検査が開始されて初めての事例であるとともに，平成13年10月に制定された年海綿状脳症（BSE）検査対応マニュアル（以下，BSEマニュアル）に基づく初めての対応事例であること，また患畜が生産から出荷まで同一農場で飼養されていた乳用牛ということもあり，社会的な注目度が高い中，防疫活動を実施したので，その経緯とその中で生じた問題点について概要を報告する。