家畜伝染病防疫対策チームの新設と：体制の強化

摘要

近年，国内では特定家畜伝染病が広域的に発生している。大分県では2004年の高病原性鳥インフルェンザ(HPAI) の発生以降，数々の防疫活動を行うとともに，様々なケ一 スを想定し防疫演習を実施してきた（図—1)。これらの活 動を行うなかで，2011年2月に大分市でHPAIが発生し た。当家畜保健衛生所（当所）では，この2011年のHPAI発 生時の防疫活動を中心に問題点を洗い出し，初動防疫体制 の強化を図ったのでここに紹介する。