□蹄疫再建地域における衛生管理:アンケートかbみ凡てくる現状と課題

摘要

2010年に宮崎県で発生したロ蹄疫では，約29万頭もの 家畜が殺処分され甚大な被害に見舞われたものの，獣医師 をはじめ全国からの多くの方々の協力もあり，終息を迎え ることができた1'2)。終息後，宮崎県ではもう2度と口蹄 疫を発生させまいと生産者や関係者が多くの対策をとつて いる。例えば,毎月20日を「県内一斉消毒の日」と定めて 啓発活動を行ったり，登録制の防災メールによりアジアの ロ蹄疫発生情報がすばやく生産者や関係者に伝わるような 体制をとっている（宮崎県HPより）。NOSAIでは，防疫に 関する講習会の開催や農場で使用する外来者用長靴や動力 噴霧機といった消毒用装置の設置補助，さらに獣医師が畜 主へ農場の現状に合わせた防疫上のァドバイスなどを実施 している。