地鶏·銘柄鶏紹介:おおいた冠地どり

摘要

国内で初めて烏骨鶏を交配し，発育が良く短期間（90日） で出荷でき.烏骨鶏由来の特徴的な外観（毛冠，クルミ冠, ァゴ髭）を持つ「おおいた冠地どり」を開発しました。1.開発の経過おおいた冠地どり（以下「冠地どり」という。）はかね てより流通業者から要望のあった「大分県内のスーパー等 で販売できる地鶏を」との声に応え，大分県農林水産研究 セン夕一畜産試験場(当時)が2004年より開発に着手した。 「家庭で味わう，こだわりの地どり」を開発コンセプトに， 国内外11品種の素材鶏を使用して4年間交配試験を行つ た結果，2007年に国内で初めて烏骨鶏を交配した新地鶏 の作出に成功し，翌2008年に「おおいた冠地どり」と命 名された。交配様式は，雄系はロードアイランドレッド（以 下「RIR」と言う。）（雄).烏骨鶏（雌)，白色プリマスロッ ク（雄）の三元交雑鶏と.雌系は高品質肉用母系統として 知られる九州ロード（雄），RIR (雌）の二元交雑鶏を交配して作出した。冠地どりの在来種由来血液百分率は62.5% である。