生産者が生き残るための栄養強化卵各種ビタミン添加による特殊卵生産へのアプローチ

摘要

鶏卵消費量は頭打ちの状況であるが、消費者のニーズの多様化に伴い、消費者の好みにあった商品はそれなりの価格で販売されている。このため、養鶏農家ではいろいろな付加価値卵（特殊卵）を開発販売しており、インターネット上の　 「たまご博物館」（高木伸一館長）のホームページに掲載されている特殊卵コーナーでは現在九〇〇強の種類が登録されている。 この中には有精卵や放し飼い卵のような飼育方法の違いによるものや、ヨード卵やビタミン強化卵のように飼料から特殊な成分を強化した卵や、アロウカナや烏骨鶏のように特殊な鶏種の鶏卵等種々の付加価値卵がみられる。