温州ミカン、中晩柑類

摘要

3戸引こなると気温の上昇にともなって、根の活性も徐々に高くなってきます。 連年安定結果させるためには、適正な肥培管理を行い、温暖化に対応できる健全な樹体つくりを心がけましょう。また、享年の温州ミカンのせh定は、裏年で着花不良が予想されるため、4月に着蕾を確認してから行うようにしましょう。 今年の温州ミカンは、昨年の着果過多の影響で結果母校数が少ないうえに、昨年の夏秋期の高温干ばつにより樹体養分不足となっていますムこのような条件下では、気温上昇にともなって発芽が始まると旧葉の落葉が助長され、着花数をさらに深刻化させます。 また、春の温暖化により、地温に先行して気温が高くなるために、養分が根から十分に吸収される前に発芽するため、裏年には樹体養分不足を深刻化させ、結実不良や樹勢低下を引き起こします。連年安定結果させるためには、年間25～30kgの窒素施用量が必要で、高品質安定生産には温暖化に対応できる健全な樹体維持が肝要です（図1）。