病虫害防除

摘要

三月に入ると、病原菌や害虫が再び活動を始めるようになる。発芽前には越冬源を除去するなどの耕種的作業を行い、病原菌や害虫の密度を下げておくことが重要である。 また、発芽前防除を行って病原菌密度を低下させておくと、今年一年の防除を効率的に行うことができる。この時期の防除は、比較的濃度の高い薬剤を用いることができるため、薬剤の残効期間が長くなり、高い防除効果が期待できる。しかし、発芽してからの散布は薬害を生じやすいので、必ず発芽前に散布する。