果樹の鳥獣害対策 ～イノシシ大野見方式による侵入防止珊について～

摘要

農地に柵を設置する場合、広い範囲を一度に囲うと面積あたりの経費を低く抑えることができます帆現地では水路や谷等どうしても柵を設置できない箇所があり、広範囲な柵の設置が困難でした。 そこで、大野見方式イノシシ侵入防止柵では、金網柵と電気柵をあわせて設置することで、現地の状況にあわせ柔軟な設置を可能としました。 電気柵のアースには通常アース棒を用い、これを地中に埋めて使用しますが、大野見方式ではアース棒の代わりに金網柵にアース線を接続しました。 このことで、金網柵全てが数多くのアース棒の役割を果たし通電効果が向上し、電線を支持する支柱も簡略化されて経済的にしました。