果樹園管理6: 病害虫防除

摘要

園内の被害状況に注意しながら、適期防除を実施しましょう。 これからの梅雨時期は、害虫の活動が活発になってきます。 発生予察情報学気象情報に注意しながら、適期防除に努めましょう。 枯枝中の黒点病菌が降雨により水に潜伏葉や果実に伝搬して伝染源となる枯枝里と伝搬に必要な降雨量によって発病します。 落弁直後に防除していない園は、第1回目の防除を梅雨に入る前にジマンタイセジ水和剤　 ペンコセブ水和剤、エムダイフアー水和剤などを実施します。 また、果実への発病は6～9月と長期に渡り、この間は、薬剤の残効性が無くなった時点で散布を行います、上記の薬剤は、散布後の積算降雨量が200～250ミリを越えた場合に実施します、なお、これらの薬剤を使用して、皮膚かぶれを起こしやすい人は、有機銅水和剤（80％、固着性展着剤加用）を使用し、次回の散布は積算降雨量150ミリを目安に実施します。