柑橘類の栽培管理

摘要

本年は開花が遅く初期肥大は遅れていましたが、開花後の日照不足と6月下旬の高温により 生理落果が多かった上、7月は適度な降雨があったことから、肥大は良好、糖度は平年並みや や低、クェン酸含量はやや高い傾向にあります。収穫間近となり、樹上選果（最後の仕上げ摘果）を行う時期です。商品価値の低い特大果、曰 焼け果、極小果、傷果、奇形果、腰高等果を除去し収益性の高いM級中心となるように果実を残 し正品率の向上を図りましょう。着果量が少な ぃ樹についてち、商品価値の低い果実は除去し ましょう。また、10月上旬までに適正葉果比となるよう 摘果することにより来年の着花量の増加が期待 できます。摘果が完了してない場合は、早めに 行いましょう。