柑橘類の栽培管理

摘要

これから本格的な仕上げ摘果シーズンとなります。収益性の高いM級中心の果実生産を目指 して摘果に取組みましょう。本年は初期肥大が遅れていましたが、7月以 降の順調な天候により肥大は平年並みとなって います。生理落果が多かったため、夏秋梢が発生した 樹も見られますが、夏秋梢が発生していない樹 は小玉果、特大果、傷果、奇形果、腰高果等を摘果し、品質及び正品率向上と連年生産のために 適正葉果比にします。大玉及び小玉となる果実 の時期別の大きさの目安を表1に示しているの で参考にして<ださい。ただし、夏秋梢が発生し大玉傾向の樹は少し でも摘果の時期を遅らせることにより、肥大を抑え品質の向上を図るため、9月下旬以降に大 玉果中心に摘果を実施します。