帯広畜産大学畜産フィールド科学センター『牛にやさしく、人にやさしく、地球にやさしく』

摘要

国立大学法人帯広畜産大学畜産フィールド科学センター（FSC）の礎は、昭和16年4月の帯広高等獣医学薇の創立まで遡ります。昭和18年8月には飼養牛第1号を導入し、以来、平成21年3月末現在、飼養牛番号は2500号に達しています0この間、昭和24年にほ新制帯広畜産大学畜産学部の附属農場となり、昭和48～49年には、現在も供用中のフリーストール牛舎が建築されました。生体での牛の導入は、昭和43年を最後に一切行われておらず、現在の飼養牛はすべて当場で生まれた牛たちです。このことは、防疫上極めて大きな優位性がありますが、残念ながら近年、ネオスボラ感染症やイボ状股皮膚炎の侵入、発生を許してしまい、学生に対してはバイオセキュリティの重要性と難しさを教育する絶好（？）の生きた教材にもなっています。