子羊のホンドキツネによる捕食被害の発生と防止対策

摘要

信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター野辺山ステーションでは，約30年前から実習教育の教材として15頭規模の羊（サフォーク種）を飼育している。 ところが，2001年2月にホンドキツネ（Vulpes. v. japonica）による子羊の捕食が発生した。 その後も捕食被害が発生したことから，捕食の発生状況をまとめ，捕食発生の背景を考察し，被害防止策とその効果についての検討を行った。