露地ブドウ

摘要

高品質の基となる花穂の良否は，今年の作柄が左右される面が多大にあるので，房の生まれが良好となるよう管理でよい方向づけをしましょう。 前年の貯蔵養分を最大限に活かすのが新梢管理と花穂管理です。 ポイントは新梢数が多すぎず；少な過ぎないことです。 貴重な棚面を有効に利用するのが高品質に結び付ける第1歩です。 大粒と良房作りは先ず摘穂です。 極端に強勢な樹は別にして普通，大部分のものは早いうちに1枝1房（デラウェア以外）に制限すれば1花穂当たり養分の配分が多く，大粒で高品質な果房となります。