「富士五湖地域での校庭芝生化活動」 「山梨県造園建設業協会における校庭芝生化の取組み」 「校庭芝生化推進のための課題」

摘要

校庭芝生部会は2019年春季大会（山梨大学教育学部N-11 教室）において，第28回目の部会を開催した。日本におけ る校庭の芝生化は1970年代頃に国や自治体によつて一時期 推進されたが.その後しばらく停滞しており，2000年前後か ら再び全国的に展開が進むようになつてきた。日本芝草学会 では2004年に日本大学で開催された時に校庭芝生について の公開シンポジゥムが開催され，これを継承する形で2015 年に,芝生部会が発足し，春と秋の大会に部会のシンポジ ゥムを開催するほカゝ，見学会などを開催してきており.今年 が15周年となった。その間に芝生の校庭の数は着実に増え てきてはいるが，その増え方は好調とはいえない。各地の自 治体においてはその時々の政策によって大きく推進される時 と，停滞する時とがあり，地域による格差も大きレゝ。芝生が 地域住民等の協力によって良好に維持され，コミュニティ形 成にも大いに役立っている所がある一方で，芝生化してもす ぐに剥げてしまったり，芝生化の賛否をめぐつて保護者の中 で対立力《起こってしまったりという所もある。そこで，今回 の部会においては，堀川浩之氏による「富士五湖地域での校 庭芝生活動丄山下雄康氏による「山梨県造園設計業協会にお ける校庭芝生化の取組み」の報告，最後に校庭芝生部会が「校 庭芝生化推進のための課題」について論議した。部会の司会 進行は，佐野忍（(株）グリ一ンマスターズ清水）力《努めた。