ィネ低硝酸吸収突然変異体の遺伝子マッピングぉよび候補遺伝子の推定

摘要

硝酸はイネの主要な窒素源である。還元状 態の水田ではアンモニア態窒素がほとhどを 占めるが、ィネの根域では部分的に酸化状態 になっており、微生物の働きによりアンモニ ァ態窒素は硝酸態窒素に硝化される。これら の硝酸態窒素は硝酸トランスポーターを通じ て根からイネに吸収され、その総量はィネが生育に利用する全窒素分の約15-40%と見積 もられている。したがって、イネの硝酸吸収 機構を理解することは効率的な栽培を行う上 で重要である。しかしながら、トランスポー ターによる硝酸吸収はよく研究されている が、トランスポーター以外の硝酸吸収に影響 を与える遺伝的要因については未解明な点が 多い。イネのトランスポー夕一以外の硝酸吸 収に影響を与える遺伝的要因を明らかにする ため、ィネ低硝酸吸収突然変異体NUE13お よびNUE36が単離された(Hasegawa1996)。 これらの突然変異体は、原品種日本晴に比べ て単位バイォマス、単位時間あたりの硝酸吸 収量が半分ほどに低下する。本研究では、 NUE13およびNUE36の原因遺伝子の同定を g式み7こ。