区分地上権の設定により 歩道用地を確保した事例

摘要

今回ご紹介する事例は、沖縄県が施行する都市計画道路である県道153号線外1線工事において、 道路予定地に存する〇〇町自治会が所有する自治 会館広場が支障となったため、利用実態を踏まえ た機能回復を検討して補償した事例である。*県道ほ3号線*路線名：都市計画道路3 · 4 · 34号県道153号線*事業区間：那覇市首里平良町-那覇市首里大名町*事業延長：L=730m*計画幅員：W=20m*道路規格：第4種1級*設計速度：40km*事業予定期間：平成10年度-平成24年度*都市計画決定：当初昭和43年2月2日第5回変更平成16年12月17日バス路線であるにもかかわらず、ほとhどの区 間が未整備であるため現道幅員が狭小で渋滞がひ どく、歩車道の区別が無い区間も多く、交通安全 上問題のある路線となっている。また沿線は住宅 団地開発や区画整理事業等で市街化の著しい地域 である。当路線を整備することにより、浦添巿等から那 覇市街地へのアクセス性を向上させるとともに、 歩道を設置し安全で快適な歩行者空間の形成を図 るものである。