ドイツにおける畜産情報提供、利用の実態（III） － ドイツ農業情報提供センターの職務 －

摘要

折しも農業生産上で必要な情報は、内部と外部という整理がなされている。農業生産はある生産物を生産し、販売が行われてはじめて一つのサイクルを成すため、生産者にとってはできごとごとに情報利用シーンが出現する。 これらの情報利用シーンにおいて、的確あるいは適切な情報を収集し、農業生産に利用するためには、経営における意思の決定を直接的に誘引、または経営内部に潜む問題点を把握するための情報と、その分析結果、すなわち内部情報と、できごとごとの意思の決定について補助的役割を担う、または問題点の打開等に役立つ情報、ならびに、外部情報の相互利用が必須となってくる。