集約放牧による経常の転換を実現レた佐藤牧場

摘要

平成9年に、舎飼い方式から集約放牧方式への転換により経常改善と、労力的にも精神的にもゆとりをもたらした佐藤牧場（代表：佐藤智好さh）放牧酪農について、その生産技術的な内容を紹介したい。 なお、この事例は平成15年度全国草地畜産コンクール（主催＝㈱日本草地畜産種子協会）で、農林水産省生産局長賞を受けている。 はじめに、佐藤智好さhの略歴と集約放牧に至った経過を紹介する。 父、辰治さhが、満州開拓から昭和22年に足寄町に入植する。 智好さhは長男として、昭和24年に生まれる。 北海道立農業大学校で酪農を学び、その後北海道酪農の先駆者の町村牧場で1カ年実習を行う。